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フォトショップ, 使い方, 矢印, ラインツール
より速く、より的確な画像データの整理・編集に最低限必要な知識とテクニック。

少しでもデータの劣化を防ぐ為にはどのようにすればよいのか?。
フォトショップを使う際の画像データの正しい取り扱い方、適切な補正方法などを紹介。

■ 矢印を入れる

 フォトショップで矢印を作る方法、知ってますか?

 「それくらい知ってるよ」なんて声も聞こえてきそうですが・・・。やっぱり、知らない人のために書きます。
 このサイトの目標のひとつは「めざせ!フォトショップの使い方なら何でも知ることができるサイト」…なので。ついでだから「全く同じ矢印を簡単に複製する方法」も紹介します。

 論文やプレゼンテーション用に図表を作成する際に「矢印を入れる」必要にせまられたことのある人は沢山いると思います。入れるのは矢印(arrow)だったり矢尻(arrow head)だったりしますね。
 以前、「フォトショップで出来ないから」と言ってクラリスワークスというソフトで頑張っている人や、マイクロソフト社のワードなどで矢印を入れている人も見たことがあります。もちろん、矢印を入れれるコトには違いはないですし、これらのソフトもすぐれた機能を備えたソフトなので問題はないと言えばないのですが・・・。

 当然、フォトショップでも矢印を簡単に入れることができます。しかも、慣れれば色々と応用も効きやすいのです。

■ で、実際のところ、どうやって矢印を作るのかと言うと…

 使用するのは「ラインツール」です。
 「ラインツール」は読んで字のごとく、線を引くための機能です。下図のツールボックスの赤で表示した部分がそれです。 左がフォトショップ5.5の、右が6.0のツールボックスです。
ツールボックス ツールボックス
 「そんなのねーよ!」って人が居るかもしれませんが。ご安心を。

 まず注意したいのがツールボックス内の各ツールの配置はバージョンによって大きく異なるということです。上の5.5と6.0でも違いますよね。
 さらに気をつけて欲しいのは各ツールの右下にある小さな三角のマークです。これがあるツールは、ツールを選択するときにしばらく(1秒くらいかな)クリックしておくことで、他のツールを選択できるようになります
 「ラインツール」が表示されていない場合は、ラインツール以外のツールが代わりに表示されている可能性がありますので、ツールボックスをしばらくクリックしてみて色々探してみて下さい。必ずあるはずです。

 ラインツールで線を描いたことがある人は多くても、矢印の描き方を知らない人がよくいるのです。実は、ラインツールにはオプション機能が付いていて線の両端(あるいは一方の端)に矢印をつけることができます
 でも、この矢印の設定を入力する部分が5.5以前では隠されていて気付きにくいのです。なおかつ初心者の中にはオプションのウインドウ自体を画面が見にくいという理由から隠して(画面上から消して)しまう人が多いのも問題なのでしょうけど。オプションウィンドウは、上部にあるメニューから「ウインドウ」→「オプションの表示」で出てきます。

・フォトショップ5.5以前
 ラインツールを選択した状態でオプションのウインドウを確認すると、線の太さを設定する項目などの下に「始点」と「終点」のチェックボックスがあるのが分かると思います。この他にオプションのウィンドウの下の方に「形状」と書かれたボタンがあります。ここをクリックすると矢印の詳細を決定するパラメータを入力するウインドウが開きます。
オプション

 形状を決定する各種パラメータの詳細については、少し後に書きます。


・フォトショップ6.0以降
 6.0以降を使っている場合、画面の上部に次の様な画面が出ていると思います。
オプションバー

 これがオプションバーで、6.0以降では自分から消さない限りはずっと表示されているはずです。「線の太さ」を入力する欄はここにあります。オプションバーの真ん中やや左にある▼マークをクリックすると矢印の設定入力するためのウインドウが現れるので、ここに矢印の設定に関わる各種パラメータを入力します。


 ちなみに下図の赤丸がラインツールなのですが、その横に並んでいる他のアイコンを選択していると▼をクリックしたときにでてくるオプションが変わってしまうのでご注意を。


 今回はオプションバーの一番左に並んでいる3つのマークのうち一番右の部分をチェックしておいて下さい。
一応、各機能を説明しておきます。

シェイプレイヤーシェイプレーヤーを(勝手に)作成しその中にラインツールで選択した部分に相当する「パス」を作成し、ライン(矢印)を表示します。レイヤーまで自動で作ってくれて便利そうですが後から手直しするのに若干の知識が必要になります。「パス」、「マスク」に関する知識が確かであればすごく便利なのですが・・・、今回は保留。
パスラインツールで選択した部分ぶ相当する「パス」を作成します。パスについてはそのうち解説します。今回は保留。
ラインツールで選択した部分を「描画色」で塗りつぶします。背景に直接書き込むと後から移動できなくなるので、使用前には新規レーヤーを作成しておくのが一般的。


■ 各種パラメータについて

 矢印の設定は「線の太さ」、「始点」、「終点」、「」、「長さ」、「へこみ具合」の6つパラメータを調節することで行います。

 「線の太さ」はラインツールで引く線の太さを表します。

 「始点」:このチェックボックスがチェックされていると、ラインツールの始点に矢印が付きます。
 「終点」:このチェックボックスがチェックされていると、ラインツールの終点に矢印が付きます。
 始点と終点の両方にチェックをつけることで両方向の矢印にすることも可能です

 今、仮に始点のみにチェックを入れた状態として他のパラメータの説明をします。下の図を見てください。
矢印


 Aは「線の太さ」、Bは「(矢印の)幅」、Cは「(矢印の)長さ」を示しますB、Cは「線の太さ」に対する割合で決まり、パーセントの形で入力します

 更に、矢印の設定では「へこみ具合」というパラメータがあります。ここでは下図のように矢印の長さ(C)に対する鏃(やじり)の凹み具合を決定できます。ちなみにマイナスも受け付けてくれます。
矢印


■ 矢印を真横や縦に

 ラインツールを使用する際に、Shiftキーを押しながら線を延ばすことで、0・45・90・135・・・・といった角度にラインの方向をトラップすることができます。
 矢印を描く際にもこれを応用してやることで、横や縦にまっすぐな矢印を簡単かつ迅速に作成できます。


■ レイヤーの複製を利用した矢印の複製

 まず基本的な確認事項をひとつ。

 アナタが作った矢印は独立したレイヤー上にありますか?

 もし、画像などの上に直接書いてしまったときは、ctrl+Zでアンドゥするかヒストリーで復帰してください。矢印はレイヤー上にあってこそ、作業がスムーズに進みます。というか、画像上に描いてしまうのは下地のデータに上書きすることに等しく、後戻りできなくなる可能性があります。


 ■ さて、同じ大きさの2本目の矢印を描こうとする時、あなたはどうしますか?

 1.先に(矢印を描くために)作ったレイヤーに追加する。
 2.新規レイヤーを作成して、そこに再び矢印を作成する。

 どちらの方法も(僕的には)イマイチです。1の場合は、後々で片方の矢印を動かそうとしたときに少し手間がかかります。2の場合は、作業自体が面倒なのに加え、「同じ大きさ」を再現しにくいという欠点があります。
 ちなみに、「同じ大きさ」なんて条件をつけたのは同じ図表に入る矢印のサイズが様々になってしまうと見栄えが悪くなるからです。必要に応じて大きさや角度の異なる矢印を作成する場合は2の作業でよいと思います。

 では、どうするのか?
 あなたが先ほど作ったレイヤーには「矢印以外何もない」と言う点がミソです。そう、このレイヤーをそのまま複製すれば同じ大きさの矢印が簡単に作れるのです。
 具体的には、上部メニューの「レイヤー」→「レイヤーの複製」でOKです。OKなのですが、ここではこっそりもっと楽チンな方法を紹介します。右側に出ている(はず)のレイヤーパレットの下に「新規レイヤー」を作成するボタンがあることはレイヤー(新規作成・リネーム)の項で説明しましたが、このボタンには違う使い方があるのです。
 下の図のように、複製したいレイヤーを選択して、これをクリックままで下のボタンにドラッグしてやると・・・。

≫≫

 なんとドラッグ1回でレイヤーの複製ができるのです(今回は「矢印のコピー」というレイヤーができました)。あっという間ですね。わずらわしいウィンドウが出てきてOKのボタンをクリックする必要すらないのです。(その分、細かい設定が出来なくなる訳ですが・・・そんなもの後からどうにでもなります。)
 これを利用すれば、矢印の10個や20個あっという間に複製できます。


■ 矢印を移動させる

 これで同じ矢印が描かれたレイヤーがそっくり複製されました。後は、移動ツールで新しい矢印の位置を変えてやるだけです。
移動ツールってのは・・・ これですね。

操作したい矢印のレイヤーを選択して、移動ツールで移動させるだけです。

■ 矢印を回転させる

 後は、矢印の方向です。
 矢印の方向を変えるには、方向を変えたい矢印のレイヤーを選択した状態(レイヤーパレット上でグレーが濃いのが選択されているレイヤーです。)で上部メニューの「編集」→「変形」→「回転」を使用します。これでそのレイヤーにある矢印だけが回転されます。
編集」→「自由変形」でもOKです。その場合は、角度以外が変わってしまわないように気を付けましょう。一番注意したいのは上部メニューの「イメージ」にも「画像回転」という回転機能があることです。こちらでは全てのレイヤーを含む画像全体が回転してしまいます。混同しないようにしましょう




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