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フォトショップ, 使い方,レイヤー ,ロック ,グループ化
より速く、より的確な画像データの整理・編集に最低限必要な知識とテクニック。

少しでもデータの劣化を防ぐ為にはどのようにすればよいのか?。
フォトショップを使う際の画像データの正しい取り扱い方、適切な補正方法などを紹介。

レイヤーのロックとグループ化

 みなさん、レイヤーをただの透明のシートと思って作業していませんか?
 レイヤーには沢山の機能が付いていて、これらを駆使することで作業は楽になるし、時間も短縮できるのです。

 今回は、「ロック」と「グループ化」について説明したいと思います



■ レイヤーのロック(フォトショップ6.0以降対象) ■

 フォトショップ6.0以降対象と書いていますが、「透明ピクセルのロック」だけは「透明部分を保護」という形で5.5以前にも備わっています。5.5以前のバージョンをお使いの方は「透明部分の保護」だけを参考にしてください。

 レイヤーの数が増えてくると、作業中に思っていたのと違うレイヤーを選択して…。

 「あぁ!このレイヤーの画像はもう完成していたのに!(ToT)」
 「このレイヤーは動かしたくなかったのに!(ToT)」

 こんな経験ないですか?
 まぁ、ヒストリー機能や、Ctrl+Zを利用すれば元に戻って作業できるのですけどね。それでもやっぱり、こういった時間のロスは避けたいものです。
 そこで、フォトショップには作業の完了したレイヤーや手を加えたくないレイヤーは保護できるような機能が備わっています

 ロックにはいくつかのの種類があって、それぞれ保護する対象が少しずつ違います。
 「透明ピクセルのロック」、「画像ピクセルのロック」、「位置をロック」、「全てをロック」の4種類です。
 レイヤーパレットを見てください。下の図のCでくくっている部分がロックの設定をするチェックボックスです。で、左からそれぞれ「透明ピクセルのロック」、「画像ピクセルのロック」、「位置をロック」、「全てをロック」に相当します。


 では各機能の説明を。

「透明ピクセルのロック」
透明色になっている部分に加工をくわえることを禁止します。
下に例を示します。上は元のデータで白地の背景に赤い星マークだけのレイヤーがあります。


この星マークのレイヤーに「透明ピクセルのロック」をしたあとでブラシツールで下の黒い矢印のようにポインタを動かしました。(イビツな形でごめんなさい)
≫≫
右が実際の画像です。レイヤーの透明部分にはブラシツールが適用されず、星マークのところだけにブラシの跡が残っているのが分かりますよね。

「画像ピクセルのロック」
レイヤーの全てのピクセルに加工をくわえることを禁止します。また「画像ピクセルのロック」をチェックした時点で自動的に「透明ピクセルのロック」もチェックされます。
フィルタの類は使用できません。なぜか変形(自由変形)は可能です

「位置をロック」
レイヤーの位置を動かすことを禁止します。描画系の作業は普通に可能です。
こちらは、フィルタ操作が不可。変形は可能です

「全てをロック」
文字通り、「全てをロック」したレイヤーは一切加工できません。もちろん、ロックを解除すれば問題なく加工できます。




■ レイヤーのグループ化 ■

 レイヤーが複数ある場合には、例えば「写真のグループ」と「文字のグループ」といった具合に、レイヤーに何かしらのグループ付けをすることができるでしょう。
 そして、同じグループに属するレイヤーはいったん位置が決まると、互いの位置関係を保ったまま移動する(したい)機会がよく生じます。
 そんな時に役立つのが「レイヤーのグループ化」です。

 レイヤーをグループ化するには、レイヤーパレットにチェックを入れるだけです。グループ化のチェックボックスは下の図の緑で示した部分(§みたいなマーク)です
 実際には筆のマークが付いたアクティブな状態のレイヤーと§みたいなマークの付いたレイヤーが同じグループに属していることになります。例では2つのレイヤーがグループになっていますが、もっと沢山の数のレイヤーをグループ化することも可能です。


 グループ化されたレイヤーは、下のように互いの位置関係を保ったまま移動することができます。また、グループ化しているレイヤーには同じ変形(「編集」→「変形」or「自由変形」)を適用することが可能になります。

↓元画像が下の図です。↓


↓まとめて移動することや、↓


↓まとめて変形(自由変形)することができます。↓


 とはいえ…、何でも一緒にまとめて操作できるかというと、そうではありません
 例えば、ブラシツールで線を描くときには実際にアクティブになっているレイヤー(名前がグレーで表示されます)のみに描画されます。また、グループ化しているからといって同時に同じ色調補正(トーンカーブや明るさ・コントラスト)を適用することもできません。
 慣れるまでは、色々と試してみるのが良いでしょう。


 このテクニックをうまく使えば、細かい位置調節をやり直したりしなくてもよくなるハズです。こんな小さなトコロでも時間の節約は可能です。





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